東京財団×共存の森ネットワーク 被災地の聞き書き101

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自然のふるさと

吉里吉里という地に越してきて

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  • 話し手: 芳賀正彦さん
  • 聞き手: 中村駆
  • 聞いた日: 2011年7月10日
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自己紹介 ―俺はな―

 俺は「復活の薪」を始めた芳賀正彦(はがまさひこ)です。昭和23年1月30日生まれの63歳です。福岡出身で28歳のとき婿養子として吉里吉里に来ました。俺たちの子どもは3人女ばかり。2人孫がいます。末娘は俺たち夫婦と一緒に吉里吉里で生活しています。

 俺はもう学校卒業してからずーっとデーラーの自動車の整備士。子育てが終わって、俺も山とかが好きだったから、52歳で、女房の許しを得て小さな個人の林業会社に勤めて山仕事するようになって、60歳で林業リタイヤしてね、吉里吉里の小さなガソリンスタンドで月10日くらいアルバイト、年金貰いながら。車の整備の事分かるから、スタンドに修理してくれとかオイル交換してくれっていうのを、俺が対応している。今は毎日「復活の薪」で薪を作ってますよ。

 

引っ越してきて ―吉里吉里に来て驚いた―

 結婚した当初は、女房の両親同士の吉里吉里弁の会話は半分もわかりませんでした。吉里吉里弁は今はほとんど全部わかりますが、わかるまでに2、3年くらいかかりました。

 吉里吉里に来て2、3日して、すぐ父親の手伝いしたの。父親は現役でワカメとかの養殖業営んでいたの。ちょうどワカメの最盛期だったので、水揚げの時に俺、ワカメをナイフで切ったり、選別作業とかやってたの、岸壁に座り込んで。そしたら大雪が降ってきたの。

 これからの季節はやませ、東北の風がこれから吹くの。梅雨が明けるまでみんなどこの家庭もストーブはしまわないの。間違いなくストーブが欲しくなる寒さが来ます。

 ほんと北東北岩手の自然に対して、海とか雪とか寒さとかそういうのにびっくりした。日本を知ってるようで知らなかった。

 



■ 岩手県大槌町吉里吉里

岩手県上閉伊郡大槌町吉里吉里
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