東京財団×共存の森ネットワーク 被災地の聞き書き101

暮らしを語り、想いをつなぐ。

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聞き手の一言

「津波があったから、あなたに会えたのよ。」という言葉に、つい涙ぐんでしまいました。地震と津波でつらい状況の中、この言葉を言うおばあちゃんの心情を考えると私には辛すぎます。けれど逆境に立ち向かう、陸前高田の皆さんの強さを感じることができました。ありがとうございました。

金井千春 / 玉川大学文学部比較文化学科4年

復興というのはただ暮らせる生活を作るということではなく、失われた生活に根ざした想いを知り、今後どうすべきかそこに生活している人とともに考えることが重要だと感じた。自分が何を出来たか分からないが、人と人の絆、日々の大切さを教えて頂く経験となった。今後の人生で恩返しをしていきたい。

山本愛 / 慶應義塾大学文学部人文社会学科教育学専攻4年

「聞き書き」に参加し貴重なお話を聞くことができました。震災のショックがある中で初対面の私にいろいろなことを話してくださって本当に感謝しています。モビリアは地域の人たちの笑顔で満ち溢れていて、ボランティアとして行った私が逆に元気をもらえました。

川口圭大 / 玉川大学文学部比較文化学科3年

「私達の想いを伝えて欲しい」そう託されましたが、被災をしていない私がその想いをどれだけ作品で表現出来たかわかりません。しかし、私が「聞き書き101」を通じて感じた強い想いや震災当時の様子は被災をしていない私にとって貴重な経験です。この作品を通して一人でも多くの人に伝えていきたいです。

須藤佳美 / 玉川大学文学部比較文化学科2年

悲しい経験をして先のことが分からない時でも、人は喜びを見出して明るく笑うことができるものなのだと心が温かくなりました。関われた方々の今後の幸せを願っています。

佐藤万貴 / 慶應義塾大学文学部人文社会学科1年

「聞き書き101」に参加し、生々しい傷跡がそのまま残る志津川でお二人のお話をじかに聞けたことは、この未曾有の大惨事に対して、自分が「スクリーンの向こう側の単なる傍観者」ではないと自覚させてもらえる経験であり、自分の人生にとって極めて大きな意味を持つことを、折に触れて感じています。

安藤寿康 / 慶應義塾大学文学部教授

震災の影響を受けた県の出身でありながら、3月11日にはその影響を全く受けないところにいたため、自分を責める日々が続いていましたが、陸前高田の人々の生き方を知ることで自分が逆に助けられ、気持ちが整理されました。この機会をくださいました関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。

猪股明希 / 玉川大学文学部比較文化学科2年

時代が変わっても変わらないもの。地域の人たちが誇りを抱く故郷。未曾有の震災後も「ここがいい」と皆さん。田束地域の伝統や人と人のつながりに、この上ない温かさと強さを感じました。「聞き書き」は自分の地域や家族、人生と向き合う大きなきっかけにもなり、お話を伺ったお二方に感謝しています。

秋山真衣 / 玉川大学文学部比較文化学科3年

津波の被害を見るだけでなくそこに住む方の暮らしをお聞きして、「被災地」ではなく「南三陸町」という町を知りました。初めて会ったのに一緒に泣いて、笑えるようになる、お話をお聞きすることから生まれる温かさを感じました。お話を聞かせてくださって本当にありがとうございました。

澁澤陽芽 / 慶應義塾大学環境情報学部2年

私は聞き書きを通して、家族がいることの幸せや、普通の生活が出来ることの有り難さについて、深く考えさせられました。今回出会った人達とのことは、私の一生の思い出になりました。この出会いや経験を自分の成長の糧として、社会にこれから貢献していきたいと思います。

中井咲耶 / 玉川大学文学部比較文化学科4年

今回、地震や津波の理論についてお話を伺いました。この理論をきちんと理解することで適切な津波対策や地震対策ができると感じました。被災をしてその復興には科学的なアプローチを科学者や専門家だけはするのではなく、被災住民が勉強会などで理解することで防災意識の高まりも見込まれると感じました。

葛西陽介 / 公務員・聞き書き甲子園1期生

初めて会った人の人生をもう一度一緒に歩いてる感覚でした。他人だから聞けること、他人にだから話せることがあるんだと感じました。でも、二時間後にはもう他人ではなくなっていました。人と出会うことで、その人のいる地域をこれからも応援し、気にかけていたいと思うようになりました。

佐々木明日香 / 玉川大学文学部比較文化学科3年

見ず知らずの大学生に自分の思い、暮らし、人生、かけがえのない命が地域には詰まっていると教えていただきました。聞き書きで感じた人・地域の繋がりや温かさを今も胸に抱きしめています。今後も文通だけでなく、地域の方々に何度も会いにいきたいです。

浅野奈緒子 / 玉川大学文学部比較文化学科4年

後藤とく子さんのお話をうかがって最も印象的だった言葉は、「昔の話をして、楽しくなった」というものでした。時間が経つごとに後藤さんの表情が明るくなっていくのを感じました。思い出はカタチが無い分、失われることのない、心の中にある宝物だと思います。後藤さんに、心から感謝しています。

清水玲奈 / 慶應義塾大学文学部教育学専攻4年

被災当時や被災以前の話を聞き残すことが本当に被災者の方のためになるのだろうか疑問を持っていた。しかし、プロジェクトから時間が経つにつれて自分のなかでも印象が薄れ、「記憶」の残酷さを身をもって知った。この作品が少しでも被災者の方たちの「記憶」の手助けになれば幸いです。

橋本拓真 / 慶應義塾大学文学部人文社会学科教育学専攻3年

今回の聞き書きを通じて、震災の事以外にも様々な事を知ることが出来ました。その中でも、地域においての人と人とのつながりや絆の強さを知り、改めて大切な事だと実感しました。地元の神奈川県での生活を見直して、このようなつながりや深い絆を作れるように生活していきたいと思います。

葉山大樹 / 玉川大学文学部比較文化学科3年

住民の方々が復興のために尽力するその原動力は、何よりもこれまでの地域への感謝だということを話し手の方々から教えていただきました。人は人を想うときこそ、強さと優しさに溢れることが言葉の重みから伝わってきて、聞き手が逆に元気を貰いました。これからもずっとずっと繋がっていきたいです。

七井舞 / 玉川大学リベラルアーツ学部リベラルアーツ学科4年

映像や写真はないけれども、話し手の方が生きてきた人生の一部に、私は確かに触れさせていただきました。これは単なる記録ではなく、懐かしむだけの過去の話でもない。未来をつなぐ一歩として聞き手は全身で話を聞いてきました。聞く事で繋がれた未来は待っていても始まらない。被災された方の生きる意志は強く私にそう思わせました。

多胡潤哉 / 特定非営利活動法人共存の森ネットワーク 理事

関東に住んでいるとついつい忘れてしまいがちですが、吉里吉里に訪問して、震災はまだ終わっていない、と実感しました。絆、感謝、という言葉の意味をしみじみと考えさせられました。震災以前、震災のこと、今の大切な毎日について色々なことをお話してくださった吉里吉里の方々にとても感謝しています。

古澤杏奈 / 慶應義塾大学文学部1年

私の祖母も宮城に住んでいるので、今回の震災には特別な思いがありました。今回2名の方に聞き書きさせていただき、1人1人にストーリーがあり、だからこそ人ってとっても価値のある存在なんだ!と、気づくことができました。御二方には、特別な感謝な気持ちを持ちつつ、人の脆さと暖かさを垣間見ることができました。

山本満 / 慶應義塾大学環境情報学部3年

私はこの度、長年電気屋さんを営んでいる方と漁業に関わっていた方にお話を伺うことが出来ました。彼らが生まれ育った町での被災前の暮らしぶりのお話はとても興味深く、津波によって姿が変わってしまった町しか知らない私の想像力を掻き立てました。まだ過去と言ってしまうのには震災から日が浅いにも関わらず、お一人の方は「現状を記録に残してくれ」という一心で震災当日の様子や現状の困難を話してくれたことが印象的でした。

清水桜子 / 慶應義塾大学

「海がいちばんすき。」そう答えてくれたおばあちゃんの目は、とても穏やかでした。今は変わり果てた姿でも、今まで生活してきた故郷にかわりはないことを、故郷に対する変わらない気持ちを、垣間見た瞬間でした。吉里吉里地区はエネルギッシュです。

木村璃香 / 聖心女子大学4年

語り手のお話の一つ一つに、年月を重ねて育んできた家族や友人、作り上げてきた物への愛を感じ取りました。その思いがあるから、私たちは、どんな辛いことがあっても未来に向かって頑張ることができる。聞き書きを通して、人にとって最も大切な支えが何かを再確認しました。

鏑木洋子 / 公益財団法人 東京財団 人材育成 プログラム・オフィサー

初めて会う私に、深い悲しみを抱えながら、吉里吉里の暮らしのこと、思い出したくもないであろう震災の日のこと、そして、それでもここで暮らしたいという思いを語ってくださった。その言葉を文字にしながら、感謝せずにいられなかった。この出会いも作品も「奇跡」のかたち。この聞き書きを、きっと忘れないと思った。

辻るり / 新庄村役場 総務企画課

もし生まれ故郷と家族が目の前で無くなってしまったら…。被災された方々に向き合うことは、自分自身が暮らす地域に向き合うことにもなりました。自分の地域のためにできること、吉里吉里の人たちとできることを、これからも模索し続け、形にしていきたいと思います。

若尾健太郎 / 特定非営利活動法人共存の森ネットワーク 事務局

お二人の方からお話を伺いました。言葉の一つひとつを書き起こし繋ぐ過程を通して、その方の暮らしや仕事など、日々の積み重ねの重みをずっしりと自分の心の中に感じました。「聞き書き」はまさに一期一会の出会いだと思います。

吉原祥子 / 公益財団法人 東京財団 政策研究 研究員兼政策プロデューサー

悲しみに直面した時の”人間の強さ”や”心のもち方”、地元への想いや地域内での結束が生む効果など、聞き書きを通してより多くの事を学ばせていただきました。「吉里吉里が一番いい」「早く海の仕事をしたい」と話をしていただいた吉里吉里地区の事を、これからも見続けていきたいと思います。

牛田貴規 / 会社員

壊滅状態の町を前にして、話し手の方がおっしゃった「今回の震災はね、たいしたことないね」の言葉にショックを受けました。戦後、支援物資も仮設住宅もないなか、日本を復興させた経験から「必ずここも復興します」という言葉は本当にたくましく聞こえましたし、私に前向きに生きる強さをくれました。

山代真希 / NPOサポートセンター インターン生

今回の聞き書きで震災以前にも水産を取り巻く環境には様々な問題があり、それには消費者の意識も大きく関わっていることを知り、「復興」支援はお金の問題だけじゃないこともわかりました。これらのことを、書き残すだけではなく、人に伝えることまでを含むのが「聞き書き」のひとつの役割だと思うようになりました。

飯田雅子 / 「週末農風」主催者

家族や故郷を防ぎようもなく一瞬で失った悲しみは、身体や心で受け止めがたいほど大きく、時間が経つほど深いものだと、教えていただきました。一方で、出会ったどの方からも、故郷への愛情を溢れるほどに感じました。それを伝えることが、今回の“聞き書き”の意味だったのかもしれないと思いました。

吉田麻美子 / 静岡市役所

「何かできることをしたい」と思い「聞き書き」に参加しましたが、逆に私が元気をもらってしまいました。石巻の方は、自然災害の絶望的な事実と、そこにある仲間や絆、石巻の地域とポジティブに向き合い、歩んでいらっしゃっている事を感じました。

瀧野芳 / 会社員・聞き書き甲子園2期生

吉里吉里の方の前向きさに驚かされた聞き書きだった。前向きな所とは別にやはりこの震災を忘れないという強い意志も垣間見えた。自分自身が自然災害の恐ろしさを知らないが上に余計に考えさせられた気がした。新たな一歩を踏み出している吉里吉里がどう街づくりをしていくのかがこれからとても気になります。

中村駆 / 東京農業大学1年

海岸線に沿ってすべてのものが消えた。見通しの良くなった浜辺の先で、海は静かに輝いていた。「津波の次の日もこんなふうだった」という。いろんな悲しみを飲み込んで知らんぷりしている海。憎いけど、この地に恵みをもたらしてきたのもこの海。私たちはこの海とこれからどうつき合っていくのだろう。

鈴木真理 / 公益財団法人 東京財団 人材育成 プログラム・オフィサー

とある小説で、小学生の女の子がこんなことを言います。「人の人生を知ることは、その人を愛すること」。聞き書きを行いようやくその言葉が胸にしみます。人と真摯に向き合うということは、簡単ではありません。しかし、聞き書きという対話を通し、彼らの人生が私の眼前に色と音を持って広がった時に、初めて聞き書きの意義がわかった気がしました。

中村会美子 / 会社員

地元の人たちは「ここしか知らない」と口を揃えて言う。しかし話を聞き起こしていくと、「ここしか」という言葉の背景に鮮やかな地域の記憶と豊かな感情、ささやかな誇りを感じます。都会生まれ・都会育ちの私は何を知っているのだろうか、聞き書きの後、そんな心持ちで吉里吉里を後にしました。

西田一平太 / 公益財団法人 東京財団 政策研究 研究員兼政策プロデューサー

震災後、朝日新聞に掲載されていた「いま伝えたい 被災者の声」に毎朝目を通し、紙面ににじみ出る被災者の方々の心の声に耳を傾ける日々が続いていました。今回の聞き書きのように、一対一、人対人で向き合うことで、今回の震災に対して少しずつですが、自分なりの見方、考え方ができるようになった気がします。

簑原茜 / 国連大学高等研究所 SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ事務局 プログラムオフィサー

お話を伺うにつれ、吉里吉里という地域の一体感や自然の豊かさに魅了されていく一方で、今回の震災やその影響の大きさに改めて圧倒されました。被災後の大変な状況にあっても、私達のようなよそ者に思いを共有して下さった吉里吉里の方々に心から感謝しています。

市川薫 / 国連大学高等研究所 リサーチフェロー

津波にすべてを流されてもなお「吉里吉里に戻ってきたい」とお話しされたときのまっすぐな表情、震災前の吉里吉里地区を撮った写真を見せていただいたときの懐かしそうな表情が印象に残っています。今後も折に触れて町を訪れ、これからの町の歩みをこの目に焼き付け、伝えていきたいと思いました。

佐伯哲也 / 公益財団法人 東京財団 社会変革推進 プログラム・オフィサー

たった2回の「聞き書き」でしたが、お会いする度に自分の考えの身勝手さにハッとさせられました。吉里吉里地区で暮らしていくために、どれだけ深く地域の人を思いやっているか。また、これからの暮らしに対してどれだけ前を向いて考えているか。実際に暮らしている人に聞くことなしで作り上げられてしまう「被災地」という思い込みが最も怖いものだと思いました。

森山紗也子 / 特定非営利活動法人共存の森ネットワーク 事務局

3月11日に日本で国際会議を行っていた関係で、海外からの参加者も自分自身の経験として東北の状況についてとても知りたがっています。
吉里吉里の地区でお話を伺って私自身が元気をもらうという状況ですが、皆さんの個人の経験を少しでも多くの方と共有できればと思っています。

高附彩 / 国連大学高等研究所 SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ事務局 プログラムオフィサー

まずは自分の手で、そして声かけあい助けあう。地域総出の海岸清掃、運動会、祭りといった普段の暮らしの物語。被災地の復興は、そういう地域の力の源を大切にしないといけない。どこか懐かしさを覚えながら、そんなことを身体で感じた時間でした。

冨永朋義 / 公益財団法人 東京財団 ディレクター

震災時のつらい経験は笑顔で話すのに、大槌町吉里吉里地区の将来を涙ぐみながら心配する郷土愛が心に残りました。吉里吉里では道の草刈りなどの活動を住民自らが実施することで、地域が結束しています。この結束を取り戻すことが真の復興ではないか。「聞き書き」を終え、そんなことを感じました。

三原岳 / 公益財団法人 東京財団 政策研究 研究員兼政策プロデューサー

お話を伺って私が一番感じたことは、元気を頂いたということです。吉里吉里の方たちが共同で支えあった避難生活や、今なお困難な状況にいる中で「明日のために」と頑張っていらっしゃるお姿から、見失いがちな人とのつながりの大切さ、生きる為に頑張る姿勢を改めて気付かせて頂いたと思います。

高橋あゆみ / 国連大学高等研究所 SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ事務局 アシスタントプログラムオフィサー

主に大槌町吉里吉里地区で「聞き書き」をしました。震災直後、避難所では震災対策本部を立ち上げ、女性たちは炊き出し、男性たちは瓦礫の撤去などを自主的に行いました。「古き良き日本のコミュニティの伝統が、災害時に結集した」と地元の方がおっしゃっていましたが、まさに、その通りだと思います。地域の底力を感じました。

吉野奈保子 / 特定非営利活動法人共存の森ネットワーク事務局長

「被災地」「被災者」という言葉で、震災を語ることはできないと知りました。なぜなら、一人ひとりがあまりにも違った悲しみや、決意をもっていることを知ったからです。そして個である一人ひとりの方が、海が大事、子どもが大事、祭りが大事…と「これからの暮らし」の基盤になるものを示して下さったと思います。

代田七瀬 / 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス研究所上席所員(訪問)

人の一生は、本当に山あり谷ありだと思う。そうは思うけれど、今回の津波ばかりはむごすぎると思ってしまう。そして、私は今でもまだ自分が何をすべきかを探っている状態。それでも、稔さんが言うように、こんなにひどいことがあったんだから、次はプラスになるはずだと信じ、これからも被災した地域に寄り添っていきたいと思う。

福島空 / 東京農業大学農山村支援センター 学術研究員

「聞き書き」とは「相手と向き合い、自分自身とも向き合うこと」と思います。きついときもありましたが、話しづらいことを一生懸命お話くださった方々に、心から感謝しています。相手を完全に理解することは難しいけれど、相手と想いが通じたときのよろこびは大きい。これからずっと、この気持ちを大切にしたいと思います。

大崎智子 / 特定非営利活動法人共存の森ネットワーク・インターン